マレーシアの政治

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レーシアは、連邦制の下での立憲君主制が採用されており、これは1957年のマラヤ独立憲法と、それを継承する1963年のマレーシア連邦憲法に規定されています。かつてイギリスの旧植民地であったことも影響しており統治制度は、ウェストミンスター型の議院内閣制が採用されています。

 

マレーシアは13州で構成されており、そのうちの9州(プルリス、クダ、クランタン、トレンガヌ、パハン、ペラ、スランゴール、ヌグリスンビラン、ジョホール)にはスルタンやラジャなどと呼ばれる国王になる資格を有した州元首が君臨しています。残りの4州(ペナン、マラッカ、サバ、サラワク)は国王の任命する知事がスルタンやラジャに代わる州元首として置かれています。また、連邦直轄地としてこの13州の他にクアラルンプール、プトラジャヤ、ラブアンがあります。

 

また、連邦議会は下院と上院の二院制で構成されています。上院は、各州から2名ずつ選出された26名と国王によって任命される44名の計70名で構成され、任期は3年です。一方下院は、小選挙区で選出される222名から構成され、任期は5年になります。1959年の独立から今までに既に12回の選挙が行使されています。下院が首相選出後、予算、法案審議などで優越しています。