マレーシアと日本の関係

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レーシアは多民族で構成されていますが、人種間の争いごとはあまりなく、「皆マレーシア人」と、互いへの仲間意識が非常に強いです。「人種間の差」の意識があまりないため、違う国の人や文化を受け入れやすいです。マレーシアは昔日本に侵略されたことがありますが、多くのマレーシア人は過去に拘泥することなく、未来を志向しているようです。

 

また、1981年にマレーシアの第4代目首相であったマハティールが導入したルック・イースト政策によって、マレーシアは日本と数多くのビジネス関係を構築しながら、一方で人材育成ために日本へ留学生の派遣数も増えましたし、日本の文化もマレーシアに取り入れられました。日本に関する意識調査などによると、「日本は経済的に豊かで、技術と生活水準が高い」と、その経済大国としてのイメージが強いようです。また、日本は自然が美しく、綺麗な風景も多く、文化水準も高いとみられているようです。

 

マレーシアでは日本の商品の品質と安全性が世界中においても高い水準であると認識されており、例えば電気製品、自動車、美容製品などもかなり人気があります。そして、若者には日本のアニメ、ゲーム、歌、漫画などの人気もあります。マレーシアでは毎年日本のゲームやアニメに関するイベントも開催されています。「日本語を学びたい」と言う人も多く、日本の基本的な挨拶はできる人がたくさんいます。そして、日本料理は健康にもよく、味もいいからこそ人気もあり、日本食レストランも多く見受けられます。

 

最後にマレーシアは7年連続で移住したい国No. 1に選ばれており(一般財団法人 ロングステイ財団発表)、昨年(2012年度)は日本人が一番多くのマレーシアのリタイアメントビザであるMM2H(Malaysia My Second home)を申請したという事実もあります。また、近頃は子供の教育のために母子留学、語学留学のためにマレーシアを訪れる日本人も増えています。