クアラルンプールで幼児向けの内容も含んだCPR(心肺機能蘇生)講習に参加

先日紹介したクアラルンプールのSri Hartamas(スリハタマス)にあるIbu Centre(ママとベビー支援センター)でCPR(心肺機能蘇生)の講習に出席してきました。この講習は2-3ヶ月に1回の頻度で開催されているようです。

 

今回は私を含めて6名の参加者があり、そのうち3人は0~1歳児のママで残りは乳児がいる家で働いているメイドさんでした。講習は実際に救急救命に以前携わっていて、現在はアウトドア製品を取り扱っている方が担当をされていました。

 

CPR(心肺機能蘇生)の手順は簡単にD 、 R 、 C 、 A 、 Bで行うそうです。
【1】D = Danger・・・怪我人・病人に救助のために近づく上で自分の身に危険が無いかを確認する。
【2】R = Response・・・怪我人・病人の肩を叩きながら呼びかけ反応が無いかを確認する。※肩を叩くのは耳が聞こえない人の場合でも確認できるように。
※反応が無い場合は救急車を呼ぶ。※999は固定電話から掛ける場合で携帯電話からかける場合は112。ただし、これらの番号にかけた場合は政府系の病院へ搬送されるのと、実際に救急車が到着するまでに時間がかかってしまうこともあるとのこと。
【3】C = Compression・・・胸骨圧迫30回。成人の場合は両手を重ねてロックした状態で圧迫をする(深さは6-7cm)が、1歳児未満の場合は人差し指と中指で圧迫(深さは6cm程度)。圧迫は強く、早く、途絶えることなく続ける。
【4】A = Airway・・・気道の確保する。
【5】B = Breathing・・・人工呼吸を2回実施する。その後、救助が来るまで3~⑤を繰り返す。

 

実際に人形を使っての練習もあったのですが、胸骨圧迫には思った以上に力が要りました。また、人工呼吸も気道をしっかりと確保していなければなかなか空気を入れるのは難しかったです。緊急時にパニックせずに冷静に動けるようにちゃんと頭の中で復習をしておきたいと思います。

 

【Ibu CentreでのCPRクラスについて】

料金:
Ibu Centreの会員の場合・・・・・RM 100
Ibu Centreの会員でない場合・・・RM 150
※事前に予約し、参加料を振り込む必要があります。

 

次回日程:
2014年11月27日(木)9:00~10:00 / Sri HartamasのIbu Centreにて開催
Ibu Centre website: http://ibufamily.org/

 

【マレーシアの救急車事情について補足】

マレーシアは日本と違って私立病院(private hospital)向けの救急車を運営している会社があったり、各病院が独自で救急車用の電話番号を持っていたりするので、私立病院への搬送を希望する場合はあらかじめそれらの番号を携帯電話に登録しておいたり、番号を書き写したメモを携帯することをお勧めします(999もしくは112に電話をしても政府系の病院に搬送されてしまいます)。私も家の近くの私立病院の緊急電話番号を携帯電話に登録しています。また、マレーシアには日本でいう「番号案内」のようなサービスもないため、緊急時に備えて必要な電話番号をあらかじめ準備しておくと良いでしょう。医療保険に加入している場合はそのカスタマーセンターの番号も併せて準備しておくと良いかもしれません。