第2回目のテーマは分娩・出産と妊娠期間中の栄養について
前回の出産準備教室の際に講師の先生が次回は分娩についてなので、パートナーを必ず連れてくるように、と言われたせいか前回と比べてパートナーが参加されている方々が目立ちました。また、質問をされるのがたいてい妊婦さん自身では無くパートナーのケースが多かったので、パートナーが結構熱心な印象を受けました。
まず、陣痛が始まって病院に行ってよいかどうか分からない時などはまず、担当医・助産婦・分娩部門のいずれかに連絡を、とのことでした。初産だと強い陣痛の間隔が5分おきになったら来院する目安になるそうです。
- 持ち物:
- ・着替え
- ・洗面用具
- ・タオル
- ・赤ちゃんの着替え(1着)
- 入院期間:
- ・自然分娩・・・2-3泊
- ・帝王切開・・・3-4泊
- 分娩部門(Delivery suite)での受付時に必要なもの:
- ・氏名
- ・病院登録番号
- ・身分証明書(パスポート)
- ※何回目の出産か伝える
- ※予定日
- ※陣痛の状況を伝える。
※分娩時には別室で赤ちゃんの心拍などを図り緊急時の対応に備えているそうです。
- 分娩の時のポイント
- ・ストレスフリーでいること
- ・痛みの管理・コントロール・・・麻酔も可能
- ・疑問があればすぐに聞く
- ・休めるときには寝るなどをして身体を休める
- 分娩時の痛みのコントロール
- ・痛み止めの注射
- ・酸素とガスの混合(Entonox)
- ・経皮的末梢神経電気刺激(TENs)
- ・硬膜外麻酔(Epidural)
- へその緒の切断
- ・以前はすぐに切断をする方がいいと言われていたが、最近は血流がストップしてからの方が良いと言われている。
- ・希望すればパートナーが切ることもできる。
- 胎盤の排出
- ・脚に注射し、排出しやすくする。
- ・注射しないと出血量が増えてしまう可能性がある。
- 出産直後
- ・保育器の中で体調をチェックする。
- ・体を温めてあげる。
- ・その後お母さんの元へ。
- 病院に行くタイミング
- ・10分おきに来ていたらまだ行かなくて良い。
- ・5分おきになったら病院に行く(第1子の場合)
- ※第2子以降の場合は10分おきでも行く必要があるかもしれない・・・分娩が早く済むケースが多いから。
- 分娩室に入れる人
- ・ドクター
- ・患者
- ・パートナー
<dd.・1-2名の助産婦※研修生が入室を希望する場合もある
- 妊娠中の体重管理について
- 体重増加は妊婦さんにとって気になるところですが、私の担当医に聞いたところ妊娠前が平均的な体重の場合は12-18kg増加して良いとのことでした。日本よりもかなり多くてびっくりしました。その12kg程度増加した場合の内訳はこんな感じだそうです。
- 妊娠中の体重増加の内訳:
- 出産時の赤ちゃんの体重・・・・・・3.4kg
- 胎盤・・・・・・・・・・・・・・・0.68kg
- 妊娠に伴い増加した血液量・・・・・1.8kg
- 妊娠に伴い増加した水分量・・・・・1.8kg
- 妊娠に伴い拡大した子宮・・・・・・0.9kg
- 妊娠に伴い増加した乳房組織・・・・0.9kg
- 羊水・・・・・・・・・・・・・・・0.9kg
- 妊娠に伴い増加した脂肪・・・・・・3.2kg
- 合計・・・・・・・・・・・・・・・13.6kg
- 妊娠中に必要なカロリー:
- ・妊娠初期(1-3ヶ月)・・・追加で取る必要は無し
- ・妊娠中期(4-6ヶ月)・・・360kcal / 日・・・母体の組織形成のために必要
- ・妊娠後期(7-9ヶ月)・・・470kcal / 日・・・赤ちゃんの組織形成のために必要
- ※日本だと妊娠期間は10月10日ということで全体を10ヶ月で計算していますが、日本外だと9ヶ月で計算しているようです。そして、その9ヶ月を3期に分けてぞれぞれ1st trimester, 2nd trimester, 3rd trimesterと呼んでいるようです。私も日本の妊婦向けアプリを使っていて、英語版のアプリやウェブ情報とずれがあるなと思ったときにこの違いに気が付きました。
またアップします。
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